981型 Boxster S…
既に数々の雑誌や動画サイトで紹介され、私の見る限りそのどれもが高評価。
ネガティブな箇所もなく、さぞかし素晴らしい出来なのでしょう、そこはポルシェですから…
当たり前?(^O^)!なのかもしれませんが。
勝手ながら想像するに今回のフルモデルチェンジでボクスターのラインアップ上の立ち位置
は変わらずとも、Newポルシェとして進化の方向性を明確にしたことで、911とは違ったキャラクターに線を引いているように感じます。
それが営業面で効いているのか、従来ではいなかった新しい客層までその対象を広げていることになっているのではないしょうか?
近所のPCもこの週末には多数の試乗希望者で賑わっています。
また、ショールームに置いてあるキャララホワイトのBoxsterには”商談中”の表示。
たしか日本に初期導入されているのはBoxster Sがメインのようで、レギュラーのBoxsterは見かけていませんでした。911もカレラSの方が早かったですね。
試乗希望者多数の合間を縫って、できた時間を利用して試乗させて頂きました。
Boxster S + Sport + Sport Plus + Sport chassis + PDK + 20インチホイール・・・の仕様です。
以前にも感じましたが、ドアの開閉から987とは違います。今回911との共用はせず専用設計となり
より軽くなり、しかもドンピシャの剛性感です、閉まる時の音が987とは全く違っています。
念の為、シート、ミラー類の調整をし、ステアリングの位置を決めスタートです。今回興味があった
ソフトトップの開閉動作を早速試します、9秒で開閉できるその動作ではマニュアル操作、987では一旦手でリリースハンドルを下に下ろす必要がありましたが、981ではスイッチの操作のみで可能となっています。
走りはじめるとPDKは911同様、ノーマルモードで積極的にシフトアップしていくマナーとSport、Sport Plusモードに変えた時と大きくその性格を変えてくれます。アイドリングストップも911と同じですね。
試乗車にはSport Exhaustは装備されていませんでしたが、Sportモードにした際の4,000rpmからの快音は素晴らしく、軽めで乾いたエグゾーストはボディーの軽快さとマッチしていて、こりゃ数十万もだしてOP設定せずともその快音は十分楽しめそうです。
20インチホイールなんて全く気にならないほど、ノーマルでの乗り心地は上質なものになっていますが、Sport Plusオンと同時に設定されるSport Chassisではグッと足回りが硬くなり、今乗っている987に近い感覚を覚えます。
パワーステアリングも言われているように、全く違和感がなく逆により正確さを増したように感じられました。
燃費を気にするようなクルマではありませんが、気にすることも出来るようです。
時代の進化に合わせるかのように、贅沢装備は用意されておりテレスコピック調整も電動式になっていました。
これは確実に新しい客層を取り込んで、売れるポルシェになるでしょう。
それはそれで素晴らしいことではありますが、ほんのちょっとだけ寂しいような気にもなります。
もっとスパルタンなボクスターはスパイダーでどうぞというプランが出てくなら・・・良いと思います。